平成27年度(9/14~9/16)
『東北被災地義援・慰霊参拝に憶う』
平成27年度(9/14~9/16)『東北被災地義援・慰霊参拝に憶う』合掌 8月、母が逝った・・・85歳。年齢を問われれば不足はない。 しかし・・・前日まで元気でいた姿を想えば、無常は、常に『今』に在るということである。時間というものは、救いでもあるが、時にその非情さを私達の前に突き付けるものだ。 《一燈照隅》いっとうしょうぐうという言葉があるが、正に母の生涯の姿でもあった。賢愚いずれであっても、一つ事を信じ念じ行じ続ければ、必ず成就する。いかなる環境に置かれようとも、その立場立場に於いてなくてはならぬ人になる。自らの身を粉こにして世の為、人の為に働く ~ 一隅を照らす、とは愚痴らず、めげず、一途ひたすらに行じ続ける、そういう姿をいうのであろう。 今年の被災地での感慨も、つとに《一燈照隅》の人達との出会いに尽きる。4年と7ヶ月が経過した今日、あの悪夢は忘れ去られ、更に日本国民の脳裏から遠ざかってしまった感を否いなめない。 人は誰でも泣きたくなるような不遇と背中合せの人生を歩んでいるのではなかろうか?・・・しかし、また人生も涙することで、心耳しん…